注文住宅の水回りで気を付けたいこと
注文住宅の水回りで注意しておきたいこととして、お風呂場やトイレや掃除のしやすさを軽視できません。最近では汚れのつきにくいトイレ等もありますので、そのような性能に優れているタイプを導入するのも一つの方法であり、経年劣化による不具合が起こりにくいことも大事です。お風呂場では壁をタイルにすると隙間に汚れが付着しやすくなり、掃除をしてもなかなか落ちないことがあります。濃い色にすると汚れが目立ちにくいと言われますが、お風呂場ではカルキによる汚れがかえって目立ってしまうことが多いのでお勧めできません。
細かなことですが、タオルの設置位置に関しても良く考えないと使いにくくなるため、細部まで実際に使っていることをイメージして決める必要があります。トイレの場所も注文住宅ではよく失敗するのですが、もっとも多いのがリビングに近すぎて音が聞こえたり、お客さんから見えてしまうという事例です。また、寝室の隣に設置すると、深夜に家族がトイレに入った時に水を流す音で目が覚めてしまうという悩みもあります。利便性を求めるのと同時に、様々なシーンで不都合が生じないかもチェックしておくべきです。
最近では帰宅してからそのままうがいや手洗いに行けるように、注文住宅の洗面所は玄関の近くにするというご家庭も多いようですが、感染症等が流行っている時にはあまり物に触れずに手を洗う場所まで行けた方が良いので理想的な配置と言えます。帰宅後すぐに手洗いをすることで、ウイルス等を部屋に持ち込むのを防げます。